UnityのTimelineにおける基本トラックの中でも特に重要度の高い、Activation Trackのプロパティ Post-playback stateについて少し書きます。アクティベーション・トラック自体は簡単に使えますが、これは目立たないながらもかなり大事な機能だと思ったので。
Activation TrackはTimelineにおいて、対象となるゲームオブジェクトの有効無効を切り替えられるトラックであり、Activeクリップがある部分は有効、それ以外の空きエリアでは無効となります。
そのTimelineが再生されると、それまでの状態は関係なくActivation Trackによって状態を完全にコントロールされ始めます。
ここで問題なのが、Timeline再生後のそのゲームオブジェクトの状態です。Activation Trackを選択するとインスペクターにPost-playback stateが表示されます。全部で4つの設定がありますが、デフォルトではLeave As Isになっています。
Active (有効)
Inactive (無効)
Revert (元に戻す)
Leave As Is (そのまま継続)
ActiveとInactiveは再生中の状態は関係なく、終了後に必ずその状態に。Revertは再生開始前の状態に戻り、Leave As IsはTimeline終了時の状態が継続されます。
基本的にはデフォルトのLeave As Isで問題ないのかもしれませんが、モノによっては厳格にここで設定した方がいいかもしれません。
特にTimelineの再生を途中で止められるようにする場合(例えばカットシーンのスキップ)Leave As Isでは消えるべきオブジェクトが残ってしまう等の問題が発生すると思います。
Timelineの再生が終わったけど、なんか動かない?アレが見当たらない!?といった事態が起きたらPost-playback stateの設定を確認してみると良いかもしれません。