Unityでインディゲームを作る!

Unityでのゲーム制作を目指し、それに関わる話題についてのブログ

YOUTUBEでレトロゲーめぐり

ファミコンだけがレトロゲーじゃないという話。

あとゲームというものの本質について。いろいろ。

  

 最近YouTubeレトロゲームの動画を見ることがマイブームになっています。ただレトロゲームといってもいわゆるファミコンスーパーファミコンなどのメジャーなものではなくレトロパソコンにおけるパソコンゲームの動画ですね。

 

 有野課長ゲームセンターCXなどの影響で、2000年代真ん中あたりに一回レトロゲーム・ブームがあったと思いますが、あまりこうしたパソコンゲームは取り上げられてなかったような気がします。ただ自分が知らないだけかもですけど。

Software Library: MS-DOS Games : Free Software : Download Streaming : Internet Archive 

 windowsの前身といえばMS-DOSですが、こういうサイトもあったりします。
MS-DOS上で動く、パソコンゲームアーカイブとなっており多くのソフトが展示(?)されています。ただブラウザ上のエミュで動くので動作はあやしいですが。古いソフトならわりと安定して遊べるかな? 

 まあともかくそういう動画を見たりするのが楽しみになっています。もちろん、そういった原始的なゲーム達を探ることでUnityでのゲーム制作の参考になれば、という狙いもあるわけですが。

 

スマホ > レトロパソコン

ちなみにレトロパソコンというのは、

 80年代とか90年代初めぐらいまでに家庭向けに販売されていた“ホビーパソコン”と呼ばれるものですね。日本だとMSXやPC98といったもの、海外製ではAtari ST ,Amiga, Commodore 64といったものがあります。

 昭和の終わりごろ生まれの筆者は正直ホビーパソコンに関してあまり詳しくないんですが、wikipediaがすごいですね。やっぱこういうコアなネタの時のwikipeは濃いし、おもしろい!。(ホビーパソコンで検索!)
これら自体の歴史をいろいろ探って見るとまた面白いんですけど、それは割愛します。

世界のOSたち - 一時代を飾った「Amiga OS」とそのクローンOSたち | パソコン | マイナビニュース

世界のOSたち - Atari STというコンピューターを支えた「TOS」 | パソコン | マイナビニュース

 

 ホビーパソコンのOSに関しての記事ですが、ここら辺の方がより詳しいでしょう。ただ冷静に考えて見ると、これらの性能を遥かに超えたコンピュータを私達はスマホとして持ち歩いているわけで、進化のスピードがハンパないですね。もう近未来じゃん!っていう。

 

音楽とパソコン

 ちなみにこれらは、DTM(デスクトップミュージックの略、パソコンを利用した音楽制作を指します。今ではむしろパソコンでの音楽制作が主流なのでもはや死語かもしれません。)の面から見ても非常に大きな影響を持っています。

 

 Cubaseは有力なDAWのひとつですが、そのの原型はAtari ST上で動くmidiシーケンサーソフト『Pro24』な訳です。

 またヨーロッパでは生楽器の録音を中心に主要なDAWとして使われている『samplitude』というソフトはAmiga上で動く世界初の24ビットサンプリング機能をもった、オーディオ編集ソフトから始まっています。

 コモドールにおいては音楽制作ソフトはもちろんですが、搭載されたシド音源チップから生み出されるサウンドはいまでも熱狂的な信奉者がいるほどです。


 日本のパソコンにもYAMAHA製のFMサウンドチップがつまれていたみたいですし、
ホビーパソコンが現在のパソコン中心の音楽制作の礎になったことは間違いないと思います。

 今現在でもこうしたパソコン上のソフトを使って制作している人達もいるようです。
またAmigaは90年代の日本の伝説的テレビ番組、ウゴウゴルーガにおける
CG制作用パソコンとしても有名っすね。

 

ゲームは進化していない?

ではレトロゲームに話を戻します。
 当然、今の技術からすれば正直グラフィックはかなり見劣りするものが多いですし、内容自体も見てる分にはすごく退屈なものが多いです。中にはロストテクノロジーめいた高度なものもありますけどね。

これとか宇宙航行シミュとして興味深いです。Commodore64 -Elite -

 

 しかしゲームとして本質的な、プレイヤーが何をするか?という“遊ぶ”ということにおける根幹的な部分は今のゲームとほとんど変わらない部分が多いなと思いました。

 

よく今からすれば稚拙なゲームグラフィックにおいてこの方が想像力が働く、というのは単なる懐古趣味であり、現在のような高精度の方がよいみたいな意見はあると思いますが、自分は必ずしもそうは思いません。綺麗に越したことはないですが。遊びの本質的な構造のひとつに、『ごっこ遊び』があると思います。おままごとや、積み木、レゴブロック、新聞紙で剣を作ったりですね。何かを何かに見立てる、というのは人間の本質的な部分じゃないかなと。リアルじゃない、シンプルなグラフィックはこうした人間が持つ想像力を程よく刺激するのではないかなと思います。

というか綺麗過ぎると、なんか疲れるっていうのもあるわけで。

  

ヴィデオゲームの歴史も30年以上経ったわけですが、基本的なゲームのルールに関してはほぼ進化していないと言って良いのかもしれません。結局ずっと同じことをしてきて、それがまぁ3Dになったりグラフィックが良くなったりしただけなのかなーと言う部分が見えてしまって、ちょっとゲームを作ってみよう!という立場からすれば未来がないような、現実が見えてしまったような、そんな気持ちになったのは事実です。逆に言えば、まだまだ伸び代があるということなのかも しれませんが。 

 

 

 また話はずれますが、そんなレトロPCゲー巡りで出会ったのが"8bit Guy"という、アメリカのYouTuberの方のチャンネルです。これはもはや伝説的なApple2 を綺麗にする動画。

 8bit Keysというチャンネルと合わせて、80年代当時のCASIOなどのチープな電子キーボードや、レトロPCのコモドール64などを含め、PC関連の様々なレトロネタを紹介する動画を配信している方です。

 改造だったり解説だったり、単純に興味深いネタばかりです。まさに正しい意味で『ギーク』な人であり、まぁライトなオタクばっかりになった日本と比べて、やはりサブカルの本場は違うなぁと思いますね。

いや日本にもこういう人いると思いますがね。以上、ホビーパソコンについて最近見知ったことでした。

  

 というわけで話の着地点がよくわからなくなってしまいましたが、とりあえずネットは広大だということで・・・。

 昔があって今があるわけですので、ネット上のどこかにある単なる懐古以上のものが得られるお宝いろいろ探してみようと思います。

今度こういうネタを書くときは、ゲーム音楽についてかもしれません。