Unityが無料で発行しているeBook "Optimize Your Mobile Game Performance"読み解き企画、今回はアニメーション編です。
この章が短いのは意外ですが、サクッといってしまいましょう。
Animation
UnityのMecanim Systemは非常に洗練されています。可能ならば、以下の設定を用いて、モバイル上でのアニメ・システムの利用を制限してください。
ヒューマノイド・リグに対して、ジェネリックを利用する
デフォルト設定では、Unityはモデルをジェネリック・リグとしてインポートします。しかし、開発者はアニメーションさせるキャラクターをヒューマノイド・リグに切り替えることがほとんどです。
ヒューマノイド・リグは同じモデルのジェネリック・リグと比較して、CPU処理時間を30~50%多く消費します。これは、IKやアニメーション・リターゲティングを使ってなかったとしても、それらを毎フレーム計算しているからです。
これらのヒューマノイド特有の機能が必要ない場合は、ジェネリック・リグを使いましょう。
Animatorの使い過ぎを避ける
Animator(コンポーネント)は人型のキャラクタに多くを占められますが、しかし、単一の値をアニメーションさせるのに使われることも多いです。
特にUI要素に関わる事柄で、アニメーターを乱用するのは避けてください。可能な時は常に、モバイル向けにはレガシーなアニメーション・コンポーネントを使いましょう。
Tweenする機能を作ったり、単純なアニメーション向けのDOTweenのようなサードパーティ・ライブラリの利用も考えてみてください。
というわけで、かなり短い!もう少しテクニックありそうな気もするんですが、それは今後のアプデに期待ですね。
次回はPhysics編です!