Unityでインディゲームを作る!

Unityでのゲーム制作を目指し、それに関わる話題についてのブログ

Unity公式によるeBook "Optimize Your Mobile Game Performance" をザックリ翻訳してみた [LTS 2020]

Optimize Your Mobile Game Performance

 Unityが公式に発行しているeBook"Optimize Your Mobile Game Performance"を読み解いていこう、という企画です。最初はメモ的なモノを想定していましたが、結果的には全部で13章に渡る内容をほぼ翻訳という形で記事にしてきました。

 モバイル・プラットフォームにおけるUnityゲーム、あるいはアプリケーションを快適に動作させるための最適化テクニックについてまとめた(電子)本で、直ぐにでも活用できる情報が満載です。

 LTSが出されたタイミングで新バージョンが発行されるので、現在はLTS2020版の内容となっています。LTS2021版が出たら、内容を更新する予定です。

 

 およそ一か月弱にわたって書いてきて、少し間を置きましたが、その推敲や校正も終わり、最低限読めるものにはなったのかな、と思います。本記事は、各章へのリンクをまとめたエントリーポイントのようなものです。

 これは個人的な翻訳であり、その内容について保証するものではありませんので、あくまで原文の英語を参照していただきますよう、お願いします。

 

 省いていた前書き(Introduction)と後書き(Conclusion)の翻訳も本記事でやってしまいます。各章の内容については、各リンクから移動してください。

 

Introduction

 iOSAndroid用アプリケーションの最適化は、開発サイクル全体を支える必須のプロセスです。モバイル・ハードウェアは日々進化を続けており、アート、ゲームデザイン、オーディオやマネタイズ戦略に渡るモバイルゲームの最適化は、プレイヤー体験を研ぎ澄ます上で重要な役割を担っています。

 

 iOSとAndoroid両方で、数百万人のアクティブ・プレイヤーを擁しています。もし、あなたのゲームが十分に最適化されているのであれば、プラットフォーム特化のストアからお墨付きを貰えるチャンスがあります。

 ゲームのローンチからその後に至るまで、成功の機会を最大化するために、あなたの目標は常に二つです。滑らかで没入感の強い体験を組み上げること、そして、幅広いモバイル機器上で動作させる、ということ。

 

 Unityのソフトウェア・エンジニア専門チームからの知識、アドバイスを組み上げたのが、このガイド(※本書)です。UnityのAccelerate Solutions games チームは、最高のゲームを立ち上げる手助けをするために、業界に渡る多くの開発者とパートナーになっています。本書でアウトライン化された手順に従い、モバイルの電力消費を減らしつつ、最良のパフォーマンスを得てください。

 

 本書で議論される多くの最適化は、追加的な複雑性を導入しかねないことに注意してください。これはつまり、余計なメンテナンスや潜在的なバグを生み出しうる、ということです。これら最良の実践を実装する際は、その時間と労働コストに対して得られるパフォーマンスとの間でバランスを取りましょう。

 

 Unityチームより、ハッピーな最適化を!!

 

本編

Profiling

Memory

Adaptive Performance

Programming And Code Architecture

Project Configuration

Assets

Graphics And GPU Optimization

User Interface

Audio

Animation

Physics

Workflow And Collaboration

Unity Integrated Success

 

Conclusion

 更なる最適化のための豆知識、最良の実践やニュースはUnity Blog#unitytipsタグ、Unity Community Forums、そしてUnity Learnで見つけることが出来ます。

 

 パフォーマンス最適化は長大なトピックです。モバイル・ハードウェアがその制限において、どのように運用されているのか理解しましょう。あなたの設計要件を満たす効率的な解決方法を見つけ出すために、あなたはUnityのクラスやコンポーネントアルゴリズムやデータ構造、目標となるプラットフォームの計測ツールをマスターする必要があります。

 もちろん、この本に書かれた、創造性に溢れる僅かながらの助言も。

 

最後に

 以上になります。なかなか大変ではありましたが、繰り返し読んでてタメになる本だったので良い経験でした。UnityはいくつかeBookを出していますので、また機会あれば本ブログで、何らかの形で取り扱ってみたいと思います。